Vol.381 2023.6.13

音楽・美術の旅 メールニュース
 
Column

動き始めたプロジェクト その1

ここでもいくつか紹介したことであるが、イタリア人のアーティストを日本に連れてきてコンサートを行うことがこのところのわたしの生業となってきている。それもあってこの2023年は日本にいる時間がいつもよりかなり長い。

2020年、コロナが欧州に広がりはじめた3月末、それを逃れるように帰国した時は6月まで実家に留まり、それがこの30余年の中で一番長い日本滞在となった。それでも3カ月強、今回はすでに4カ月を超過している。

コロナ禍においての日伊間の行き来は、たしかに渡航前、渡航後の検査(PCR)が頻繁にあって、到着後、指定ホテルへの強制隔離(すでに懐かしく)などもかなり締めつけが厳しく、また、何よりもウィルスへの感染が心配(わたしも一度機内感染あり)だったこと。そのような時分に飛行機に乗って海外へ行こう、あるいは日本へ出掛けよう、という動きは制限されていて渡航者の減少は否めなかった。仕事での渡航もかなり厳しいものであって、行き先に国籍のある、あるいは両国のどちらかにレジデンス(滞在の許可証)を持つもののみ往来を許されていた時期もあった。

しかしそのような渦中にあってもわたしは大手を振って旅をしてきた。2020年の秋に日本へ戻り、2021年、2022年もそれぞれ3往復ほどしてきたのである。理由としては郷里に高齢の母を残していること。コロナが蔓延しているからこそ近くにいてあげなければと思ってのことだった。それともうひとつ。実際には興行ごとのできるような状態ではなかったが、仕事が無くならぬようにこれまでお世話になってきた方への挨拶をできる限り欠かすべきではない、という思いがあって日本国内を東へ西へと行脚してきた。もちろん訪ねる相手によっては、どうしてこの時にやって来るの?と不安をそのまま顔に出すものもいたが、それはそれで当然のことであろう。

そのような状況下にあったために、いや状況下にあったお陰でというべきであろうか、航空運賃がかなり安値で売られており、客足が付かないこともあって、意外と簡単に渡航することができたわけである。

いままだ日本に根強く残るコロナも、その他の世界では姿を消してもう昔の話になりかけている。そのような状況に変わったことで、新たに動きだしたことは当然ながら人々の移動が著しく増えたことである。世界中の人々がコロナ明けとともに一斉に動きはじめた。

日増しに増便、航空機が引っ掛かりのない日常に向かって数を増やしていく。数が増えるということは目的地まで動く手段も増えるということだから、当然ながら安価なエアチケットが出回るだろうと考える。しかしそう簡単にはいかないのである。

もちろんウクライナ事情も影響しているのであろうが、エアチケットの高騰が顕著である。これまで頻繁にできていた空の旅がこのような事情もあってわたしにはかなり難しくなってきている。長く日本へ留まらざるを得なくなった理由である

堂満尚樹(音楽ライター)
Instagram ぜひご覧ください!

音楽の旅 フォトギャラリーのご紹介♪
~ ご旅行前の予行演習にいかがですか ~

郵船トラベルの音楽ツアーってどんな国や街を訪れていたの…?
過去に実施した様々なツアーの間にスタッフが撮影した写真をご紹介
する、そんなページがあるのをご存知ですか? 
長らくお休みさせていただいていましたが、これからだんだんと少しづつ、以前のような音楽ツアーを本格再開の方向へと進めて参ります。
このフォトギャラリーをご覧いただき、今後にむけて旅への想いを新たにされるのも一興ではないでしょうか。

音楽・美術の旅 スタッフブログ&各種SNS

音楽・美術の旅 SNSご紹介
フォロー、お友達追加をよろしくお願いいたします!

メールマガジンの内容についてのお問合せ:
郵船トラベル音楽ツアーデスク
東京都千代田区神田神保町2-2 ミレーネ神保町ビル7階
Tel. 03-6774-7940
E-mail:


このメールは、郵船トラベル メルマガ(音楽・美術の旅)をご購読の方にお送りしています。
このメールは、送信専用メールアドレスから配信されています。ご返信いただいても回答致しかねますのでご了承ください。

発行:郵船トラベル株式会社 メールマガジン事務局
〒101-8422 東京都千代田区神田神保町ミレーネ神保町ビル
E-mail:

メールアドレスの変更、各メールマガジン購読の変更・追加は
マイページ にログインし、「会員情報の確認・変更」から行ってください。